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- 佐藤 雅尚
- 九州大学工学研究院
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- ZHENG Xinyue
- 九州大学工学研究院
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- 平井 智康
- 九州大学工学研究院 九州大学先導物質化学研究所 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
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- 高原 淳
- 九州大学工学研究院 九州大学先導物質化学研究所 九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Precise Synthesis of Poly(α-methylene-γ-butyrolactone) and Evaluation of Its Characteristics
- リビングアニオン ジュウゴウホウ ニ モトズク ポリ(a-メチレン-g-ブチロラクトン)ノ セイミツ ゴウセイ ト トクセイ ヒョウカ
- Precise Synthesis of Poly(α-methylene-γ-butyrolactone) and Evaluation of Its Characteristics
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説明
植物由来の原料から調製されるα-メチレン-γ-ブチロラクトン(MBL)はメタクリル酸メチル(MMA)と類似の化学構造からなる重合性モノマーである.これまでにさまざまな重合法より高分子の調製が試みられており,それらが高いガラス転移温度や高屈折率を示すことが明らかにされている.しかしながら,分子量,分子量分布および立体規則性の制御はこれまでに成し遂げられていない.本報では,リビングアニオン重合法に基づき,MBLの精密重合制御を試みた知見を報告する.MBLの単独重合では,高分子の汎用溶媒への溶解性の乏しさから重合系が不均一となり,分子量,分子量分布,立体規則性が精密に制御されない.MBLポリマーに対して優れた溶解性を示すアミド系溶媒を用いることにより,均一系での重合が可能になるが,MBLの反応性の高さからこれらの溶媒中での制御は極めて困難である.一方,汎用溶媒に可溶なマクロ開始剤を用いてMBLの重合を行うことで,分子量,分子量分布,立体規則性が精密制御されたMBL成分を含有するブロック共重合体が得られ,さらにそれがミクロ相分離構造を形成することを明らかにした.
収録刊行物
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- 高分子論文集
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高分子論文集 72 (7), 447-452, 2015
公益社団法人 高分子学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681501976448
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- NII論文ID
- 130005088930
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- NII書誌ID
- AN00085011
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- ISSN
- 18815685
- 03862186
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- NDL書誌ID
- 026629380
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可