酸触媒下におけるメラミンのホルムアルデヒドによるヒドロキシメチル化における塩効果

Bibliographic Information

Other Title
  • サン ショクバイ カ ニ オケル メラミン ノ ホルムアルデヒド ニ ヨル ヒドロキシメチルカ ニ オケル シオ コウカ

Search this article

Abstract

酸触媒下におけるメラミン (MH) のホルムアルデヒド (F) によるヒドロキシメチル化における塩効果を検討した. この結果ヒドロキシメチル化の全速度定数 (k) は [過塩素酸] 0/ [MH] 0=0.1, 0.9 (モル比) の場合は塩化ナトリウムの添加により影響を受けないが, [過塩素酸] 0/ [MH] 0=5.0 (モル比) の場合は塩化ナトリウム, 硝酸ナトリウム, 硫酸ナトリウムの添加によるイオン強度 (μ) の増加とともに増加し, 塩濃度の小さい場合にはこう配d log k/d√μ≒1の直線関係が成立することが分かった. これらの結果から [過塩素酸] 0/ [MH] 0>1における主反応は共役酸MHとメチロールカチオン (+CH2OH) の反応であることなどが推論された.

Journal

  • KOBUNSHI RONBUNSHU

    KOBUNSHI RONBUNSHU 31 (9), 535-540, 1974

    The Society of Polymer Science, Japan

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top