尿の化学的性状変化と臭気に関する基礎的研究

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  • A Fundamental Study of the Changes in the Odor and Chemical Quality of Urine
  • ニョウ ノ カガクテキ セイジョウ ヘンカ ト シュウキ ニ カンスル キソテキ ケンキュウ

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抄録

医療福祉系では、寝たきり老人のし尿の後始末は、施設や自宅での対応に苦慮していることが現状である。このような状況を踏まえて、尿の臭気の発生について把握することを試みた。また、室内の臭気に対する対策として主に芳香剤や消臭剤などを使用しているが、これでは臭気の発生源に対応していることにはならず、問題は解決されていない。この研究では、尿からの発生の程度及び尿の性状の変化について実態を把握することを目的とし実験を行った。試料は学生より採取した新鮮な尿の臭気濃度、臭気強度、快・不快度、及び化学的性状、さらに時間的な性状の変化を調査した。これらの結果、水温変化における腐敗の度合が明らかとなった。また、尿は50倍まで希釈条件でも不快域に属することが明らかとなった。

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参考文献 (12)*注記

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