空間シミュレーションルームを用いた冬期のブリーズライン方式の検討 : 第2報-冬期の室内温熱環境の改善の検討

書誌事項

タイトル別名
  • A Research of the Air-Conditioning System with Breeze-line Type Air Outlets in Winter Season by Using Environmental Simulation Room : Part 2-Examination to Improve of Thermal Environment in Winter Season
  • クウカン シミュレーションルーム オ モチイタ トウキ ノ ブリーズライン ホウシキ ノ ケントウ ダイ2ホウ トウキ ノ シツナイ オンネツ カンキョウ ノ カイゼン ノ ケントウ

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説明

水配管を伴わないという利点からオフィスビルのペリメータ空調システムに天井ブリーズライン方式が用いられるようになった。我々は、夏期の冷房条件では、吹出口の設置位置や形状を適正に設定すれば良好な室内温熱環境を達成することが可能であることを示した。既報では、空間シミュレーションルームの概要を述べ、ソーラーシミュレータを活用して行った冷房条件での種々の実験結果について報告した。しかし、冬期の暖房条件では、天井付近に熱溜りを生じたりコールドドラフトを助長したりする危険性がある。第1報では、冷房を基準として良好となる吹出条件を採用しても、暖房条件では必ずしも良好な室内温熱環境になるとは限らないことを報告した。本報では、暖房条件で良好な室内温熱環境を達成する方法として、ペリメータの供給熱量を等しくしたまま冷房基準の給気風量を60%レベルの範囲で減少させることが有効であることを提言する。

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参考文献 (30)*注記

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