寒冷大気を活用した製氷方式の省エネルギー性・経済性に関するフィージビリティスタディ

書誌事項

タイトル別名
  • Feasibility Study on Energy Saving Effect and Economical Benefit of Ice Production Method using Cold Outdoor Air in Winter
  • カンレイ タイキ オ カツヨウ シタ セイヒョウ ホウシキ ノ ショウエネルギーセイ ・ ケイザイセイ ニ カンスル フィージビリティスタディ

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抄録

本論文は,寒冷大気を利用した製氷方法を提案したものである.海洋深層水に着目し,寒冷期にオホーツク海上で取水して自然製氷,保管し,需要地である遠隔沿岸の大型漁港に輸送しての利活用方法について定量的評価を行った.まず,オホーツク海上における製氷能力の解析を実施した結果,40,000tの製氷に要する日数,積算寒度は,19〜41日,221〜257℃・日となった.次いで経済性・省エネルギー性に関する評価を行い,1回の運航につき収益は約1億円,従来方式と比較した一次エネルギー削減率は約4割となり,経済性・省エネルギー性ともに導入可能性が高い結果となった.航路の設定によっては,より高い導入効果が得られる.

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