固体酸化物形燃料電池による家庭用熱電併給システムの寒冷地利用に関する研究

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タイトル別名
  • Study on Residential Combined Heat and Power Systems Using Solid Oxide Fuel Cells in Cold Regions
  • コタイ サンカブツケイ ネンリョウ デンチ ニ ヨル カテイヨウ ネツデンヘイキュウシステム ノ カンレイチ リヨウ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

本論文は,寒冷地における固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell: SOFC)を導入した家庭用熱電併給(Combined Heat and Power: CHP)システムの導入効果に関する実験と解析を行ったものである.まず,SOFC-CHPシステムの基本性能評価を実施した,高位発熱量(Higher Heating Value: HHV)基準の発電熱効率,排熱回収熱効率は40.4%, 35.8%であり,ほぼ仕様値通りの極めて高い性能を示した.次いで,試験モード,および実使用を想定した実証実験を実施し,従来方式と比較して10〜49MJ/dayの大きな削減効果があることを確認した.さらに,数値解析を行い,他のCHPシステムと比較した場合の優位性を示すとともに,本システム導入により一次エネルギー削減量が最大となるエネルギー需要範囲について提示した.

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