建築物における衛生環境とその維持管理の実態に関する調査解析

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タイトル別名
  • Actual Status of Environmental Sanitation and Building Maintenance in Japan
  • ケンチクブツ ニ オケル エイセイ カンキョウ ト ソノ イジ カンリ ノ ジッタイ ニ カンスル チョウサ カイセキ

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説明

建築物衛生法では,政令で規定される全ての用途の特定建築物に対して同一の建築物環境衛生管理基準が適用される。しかし,建物の用途によっては,衛生環境の実態や維持管理上の課題が異なると考えられる。本研究では,厚生労働省が集計している特定建築物立入検査等調査結果をもとに,特定建築物における衛生環境等の実態を把握した。その結果,二酸化炭素,温度,相対湿度では,ここ10年間で管理基準に対する不適率が上昇しており,特に学校と事務所で不適率が高かった。これらの原因として,2002年の建築物衛生法改正で個別空調方式が対象範囲に含まれたこと,省エネルギーに対する意識の高まりや,学校における換気頻度の減少などが推定された。

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参考文献 (13)*注記

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