杉材から放散されるVOCとオゾンとの反応における知覚空気質実験

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タイトル別名
  • Experimental Study on Perceived Air Quality for the Chemical Reaction between Ozone and VOCs from Cedar Wood
  • スギザイ カラ ホウサンサレル VOC ト オゾン トノ ハンノウ ニ オケル チカク クウキシツ ジッケン

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抄録

機械換気されている実験室において杉材を敷設し,オゾンを強制発生させることにより,杉材から発生されるセスキテルペンとオゾンとの反応が知覚空気質へ及ぼす影響を調査する実験を行った。知覚空気質評価は,嗅覚パネルによる臭気強度,許容度,においの質申告によりなり,VOC(Volatile Organic Compounds)濃度はGC/MS法によって測定した。また,粒径が100nm以下である超微粒子の濃度を測定した。オゾン発生後,臭気強度の平均申告値はかすかに上昇したが,その上昇度は有意ではなかった。一方,不快者率はオゾン発生前はほとんど0%であったが,オゾン発生40分後には50%以上の値となった。オゾンとセスキテルペンとの反応によるにおいの質的な変化がみられた。

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