潜熱蓄熱材を適用した蓄熱ブラインドによる日射利用空調システムに関する研究 : 第2報-融点及び形態の異なる蓄熱材を充填した蓄熱ブラインドの熱特性

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Solar-Air-Condition System using PCM Window Shade : Part2-Characteristics of the Window Shade Filled with PCM having Different Form and Melting Point
  • センネツチクネツザイ オ テキヨウ シタ チクネツ ブラインド ニ ヨル ニッシャ リヨウ クウチョウ システム ニ カンスル ケンキュウ(ダイ2ホウ)ユウテン オヨビ ケイタイ ノ コトナル チクネツザイ オ ジュウテン シタ チクネツ ブラインド ノ ネツ トクセイ

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説明

第1報では,n-パラフィンを充填した蓄熱ブラインドをダブルスキン内に設置して日射調整効果及び夜間換気駆動力を検討した。しかし,蓄熱ブラインドを設計する際には融点や形態の異なる蓄熱材を適用したブラインドの熱性能に関する基礎資料が必要となる。本報では,融点の異なるゲル状PCMおよび粒状PCMを適用した外付けブラインドの蓄熱性能および日射遮蔽性能に関して報告する。粒状PCMは施工性が高く,融点の異なるPCMを混合充填することが可能となる。実験棟での観測では,両形態とも蓄熱ブラインドの最高表面温度はブランクよりも4〜7℃低かった。透過熱量は期間平均で12〜13%抑制でき,蓄熱ブラインドの日射透過率は0.1程度と遮蔽性能が向上したものの,PCMの形態による差異は確認できなかった。

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