原子力発電所の事故・故障事例に対する前兆事象評価研究の現状
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- 渡辺 憲夫
- 日本原子力研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Current Status of Accident Sequence Precursor Program for Operational Events at Nuclear Power Plants.
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説明
前兆事象(ASP)評価は,確率論的安全評価(PSA)手法を利用して,原子力発電プラントで発生した事故・故障事例の重要度を,炉心損傷事故に至る可能性の観点から,定量的に評価するための方法である。この評価は米国原子力規制委員会(NRC)において開発・利用されているが,近年では,PSA技術の進歩に伴って評価精度が向上したこと等により,事故・故障事例の分析・評価のみならず,PSA結果の妥当性検討等,多方面に利用されつつある。 <BR>本稿では,筆者が1年間NRCに滞在しASP評価に携わってきた経験を通して得た知見と,公開の文献情報を基に,ASP評価研究の経緯と技術的内容について解説する。
収録刊行物
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- 日本原子力学会誌
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日本原子力学会誌 38 (4), 252-261, 1996
一般社団法人 日本原子力学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681527291008
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- NII論文ID
- 130003747333
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- ISSN
- 21865256
- 00047120
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可