火山灰土壌のリン酸吸収係数におよぼす焼成温度および添加物の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Heating Temperature and Additives on Phosphate Sorption Coefficient of Heated Materials from the Volcanic Ash Soils
- カザンバイ ドジョウ ノ リンサン キュウシュウ ケイスウ ニ オヨボス ショ
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説明
火山灰土壌のリン酸除去能を高めるために,火山灰土壌の焼成温度および焼成時間について検討した.また,その際硫酸第一鉄およびポリ塩化アルミニウム(PAC)の添加の影響を検討した.その結果は次のとおりである.1)室温から焼成温度500℃までは焼成火山灰土壌のリン酸吸収係数が増加し,500℃から減少しはじめ,600℃を超えると,リン酸吸収係数が急激に低下した.焼成時間はリン酸吸収係数にほとんど影響を及ぼさなかった.リン酸吸収係数,焼成物の水中での崩れやすさ,コストから考察すると,焼成温度は400℃〜500℃,焼成時間は5分間が最も適当であると認められた.2)硫酸第一鉄の添加により,焼成土壌のリン酸吸収係数は無添加よりさらに増大した.3)ポリ塩化アルミニウム4%,8%を添加すると,焼成土壌のリン酸吸収係数が増加したが,PAC16%,添加の場合,リン酸吸収係数はほとんど変わらなかった.
収録刊行物
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- 日本土壌肥料学雑誌
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日本土壌肥料学雑誌 65 (2), 171-174, 1994
一般社団法人 日本土壌肥料学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681532930816
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- NII論文ID
- 110001751368
- 10011092699
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- NII書誌ID
- AN00195767
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- ISSN
- 24240583
- 00290610
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- NDL書誌ID
- 3882775
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可