ライシメータ水田における基肥施肥法の違いが水田雑草の生育と養分吸収に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Basal Application Methods on Weed Growth and Nutrient Uptake in Lysimeter Paddy Field
- ライシメータ スイデン ニ オケル キヒ セヒホウ ノ チガイ ガ スイデン ザッソウ ノ セイイク ト ヨウブン キュウシュウ ニ オヨボス エイキョウ
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説明
灰色低地土のライシメータ水田における育苗箱全量施肥と全層施肥が水田雑草および水稲の生育と養分吸収に及ぼす影響を検討した.1)条間作土中のアンモニア態窒素は,箱施肥区が全層区に比べて少なかった.2)雑草の乾物重は,輪換年数の経過に伴って増加したが,箱施肥区の増加程度は全層区に比べて低かった.輪換3年目における箱施肥区の雑草乾物重は,全層区より少なかった.3)全層区における雑草は,タイヌビエが98%以上を占め,箱施肥区では77%と少なかった.4)全層・無除草区の水稲茎数は除草区に比べて少なく推移した.また,全層無除草区の相対照度はいずれの高さにおいても除草区に比べて低かった.5)全層・無除草区における水稲の養分吸収量は,箱施肥・無除草区に比べて大きく抑制された.6)雑草の養分吸収量は,全層区に比べて箱施肥区が少なかった.全層区ではタイヌビエによる吸収量が大部分を占めた.7)全層・無除草区では,総籾数,千粒重が低下し,除草区の16%と著しく低い収量であった.一方,箱施肥・無除草区の精玄米重は除草区の83%と減収率は全層区に比べて低かった.以上のことから,育苗箱全量施肥は輪換水田雑草の生育抑制効果が高く,水稲の収量性を維持することが明らかになった.
収録刊行物
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- 日本土壌肥料学雑誌
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日本土壌肥料学雑誌 77 (6), 635-641, 2006
一般社団法人 日本土壌肥料学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681535344128
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- NII論文ID
- 110006280115
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- NII書誌ID
- AN00195767
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- ISSN
- 24240583
- 00290610
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- NDL書誌ID
- 8607051
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可