久住高原から阿蘇外輪山北方における非アロフェン質の黒ボク土表層の特性

  • 久保寺 秀夫
    独立行政法人農研機構九州沖縄農業研究センター:(現)独立行政法人農研機構中央農業総合研究センター
  • 草場 敬
    独立行政法人農研機構九州沖縄農業研究センター
  • 島 武男
    独立行政法人農研機構九州沖縄農業研究センター
  • 猪部 巌
    大分県農林水産研究指導センター:(現)大分県豊肥振興局
  • 影井 雅夫
    大分県農林水産研究指導センター

書誌事項

タイトル別名
  • Properties of the surface horizon of nonallophanic Andosols on the Kuju Plateau and the northern Aso somma, Kyushu
  • キュウジュウコウゲン カラ アソガイリンザン ホッポウ ニ オケル ヒアロフェンシツ ノ クロ ボクド ヒョウソウ ノ トクセイ

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説明

阿蘇外輪山北側から久住高原東側にかけての黒ボク土地帯の133地点で表層15cmの土壌を分析した結果,Al_p/Al_oが0.5以上の非アロフェン質地点が69,0.5未満のアロフェン質地点が59,非黒ボクの地点が5あった.非アロフェン質地点の土壌の酸性は東北地方などにおける非アロフェン質黒ボク土と同様であったが,全炭素や,Al_p/Al_oに対する全炭素の比,Al_pに対する全炭素の比は東北地方などでのそれより大きかった.また当地域では非アロフェン質地点でもSi_oが比較的大きく,東北地方などの非アロフェン質黒ボク土と比較してアロフェン,イモゴライトを多く含んでいた.当該地域では土色とpHを照合することで,表層土における非アロフェン質とアロフェン質を大まかに判別できた.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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