根釧地域の飼料用トウモロコシに対するアーバスキュラー菌根菌の効果を考慮したリン酸施肥基準

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  • Phosphorus fertilizer recommendations for continuously cultivated maize in consideration with the effect of arbuscular mycorrhizal fungi in Konsen, Japan
  • コンセンチイキ ノ シリョウヨウ トウモロコシ ニ タイスル アーバスキュラーキン コンキン ノ コウカ オ コウリョ シタ リンサン セヒ キジュン

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抄録

<p>アーバスキュラー菌根菌(AM菌)の宿主作物を前作物とすることで,宿主の後作物のリン吸収が促進されることは広く知られている.本報告では,北海道根釧地域において,AM菌の宿主作物である飼料用トウモロコシの連作条件に対し,AM菌の効果を考慮したリン酸減肥可能量を検討し,以下の結果を得た.</p><p>1)リン酸減肥の可否を判断する指標として,初期生育指数を用いることとした.</p><p>2)収穫期収量を低下させないリン酸施肥量は,土壌型,有効態リン酸含量およびAM菌感染率などにより異なると考えられた.</p><p>3)多様な条件のトウモロコシ連作畑において,現行基準から一律20%減肥する基準を設定した.</p>

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