書誌事項
- タイトル別名
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- キレート テキテイホウ ニ ヨル カリュウゴム チュウ ノ アエン , カルシウム , マグネシウム ノ ジンソク テイリョウ
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抄録
加硫ゴムを550°C以下の温度で灰化後, 稀塩酸にて溶解し不溶物は〓別する. 〓液を2N塩酸酸性とし, 強塩基性アニオン交換樹脂 Amberlite IRA-410 を用いて亜鉛のみを吸着させ, カルシウム, マグネシウムと分離する. 分離したカルシウム, マグネシウムは, エリオクロームブラックTを指示薬としてEDTA にてその合量を滴定し, 別にムレキサイドを指示薬としてカルシウムのみを滴定する. 一方樹脂に吸着された亜鉛は0.1N硝酸にて溶離し, エリオクロームブラックTを指示薬としてEDTAにて滴定する.<br>種々の配合剤中に含まれる程度の少量の妨害金属イオンは, シアン化カリウムその他の隠蔽剤により隠蔽できるし, ネオプレンのような塩素を含む加硫物の場合には, 硫酸と硝酸を用いる湿式分解法により, 亜鉛の負の誤差を除くことができる.<br>本法を各種の加硫ゴム試料に適用した結果, 重量法に比し精度の点で遜色なく, しかも操作が簡単で迅速に定量することができた.
収録刊行物
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- 日本ゴム協会誌
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日本ゴム協会誌 33 (9), 661-667, 1960
一般社団法人 日本ゴム協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681538430592
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- NII論文ID
- 130001270237
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- NII書誌ID
- AN00269207
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- ISSN
- 18840442
- 0029022X
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- NDL書誌ID
- 9159669
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可