書誌事項
- タイトル別名
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- ゴム-シンチュウセッチャク ニ オケル アエンカ ノ エイキョウ
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抄録
真鍮とゴムの接着において, Cu-Zn の比率に重要な関係がある如く1), 基体ゴムおよび接着ゴムにおいても配合中のゴム-亜鉛華の比率が重要な接着要素の一つとなっている.<br>普通のゴム加硫に必要とされている亜鉛華 5PHR 添加は, 接着の際不充分で, 一般に多量程其の強度が増加し, 普通の黒色配合においては, 40PHR 位で最高の成績を収める事ができた. また亜鉛華自体の性状もこれに関係し, 特殊の活性亜鉛華の場合は少量の添加で充分である.<br>イソシアネート系接着剤においても. 亜鉛華単独添加がゲル化に促進効果ある事を認めた.<br>接着機構における亜鉛華の役割として考えられる事は<br>1. 真鍮面に加硫によって生ずる酸性の硫化銅に塩基性の亜鉛華が作用し, 一種の塩 ZnCuSO の生成2)に基く接着力の向上<br>2. 真鍮中の Zn が, 硫化銅の生成を抑制する如く, ゴム配合中の ZnO もゴムの加硫を抑制し, 緩慢なる反応により完全なる接着を行なう.<br>3. 熱伝導性の向上により, 型流れを良好にし接着面の密着を良好ならしめる.<br>結論として, 接着ゴムの場合は, ゴム自体の加硫に必要な亜鉛華量の外に, 接着自体にも亜鉛華が必要となり, 多量の ZnO 使用が良結果を得たと考える.
収録刊行物
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- 日本ゴム協会誌
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日本ゴム協会誌 32 (2), 100-103, 1959
一般社団法人 日本ゴム協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681540207744
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- NII論文ID
- 130001270484
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- NII書誌ID
- AN00269207
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- ISSN
- 18840442
- 0029022X
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- NDL書誌ID
- 9159565
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可