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- 永幡 幸司
- 福島大学行政社会学部
書誌事項
- タイトル別名
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- A study of how visually impaired persons identify a place using environmental sounds
- シカク ショウガイシャ ガ オト カラ バショ オ トクテイ スル カテイ ニ ツイテ
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説明
本研究では, 視覚障害者がある場所で聞こえてくる音からその場所を特定する際の過程の分析を行った。その結果, 視覚障害者が音から場所を特定する過程には, ある音の存在からおおざっぱに場所の特徴を特定した後に, 他の音の存在から詳しく場所を特定していくという「階層的」な過程と, ある場所で聞かれる特徴的な音すべてを総合的に判断することで場所を特定するという「並列的」な過程の2種類があり, 人によってそのどちらかを採用していることが分かった。また, どちらかの過程を採用するにせよ, 音から場所を特定する際に具体的に用いている音は, 人によって異なっていることが明らかとなった。
収録刊行物
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- 日本音響学会誌
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日本音響学会誌 56 (6), 406-417, 2000
一般社団法人 日本音響学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681542714496
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- NII論文ID
- 110003110916
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- NII書誌ID
- AN00186234
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- ISSN
- 24322040
- 03694232
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- NDL書誌ID
- 5356944
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可