書誌事項
- タイトル別名
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- Functional imagery and onomatopoeic representation of auditory signals
- サインオン ノ キノウ イメージ ト ギオンゴ ヒョウゲン
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抄録
分かり易く覚え易いサイン音をデザインするための基礎的知見を得るために,既存のサイン音を用いて,機能イメージに関するカテゴリ判断実験と擬音語表現を用いた自由記述表現実験を行った。機能イメージに関しては,主成分分析により「警報-操作」「報知」「呼出」「警告告知」「終了」の五つのイメージに集約した後,擬音語表現と音響的特徴との対応関係な検討した。その結果,警報感を伴う音は「ピピピピ」等に擬音語表現される繰り返しを伴う音あるいは「ブー」と表現される継続時間が長く倍音の豐富な音,操作のフィードバックに適するのは「ピッ」で表現される短い音,報知に適するのは立ち上りが緩やかで拗音を伴って表現される音,呼出感の強い音は「ビリリリ」等で表現される変化速度の速い周期的変動音,警告告知のイメージを伴う音は「ブー」など有声子音を用いた基本周波数が低く周波数成分が豐富な音,終了のイメージを伴う音は「ピー-ピー」等のように長音を伴った繰り返しで表現される音か,長い減衰時間を持ち「チーン」などと長音と撥音を伴う表現がされる音である等の傾向を得ることができた。
収録刊行物
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- 日本音響学会誌
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日本音響学会誌 59 (4), 192-202, 2003
一般社団法人 日本音響学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681543507968
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- NII論文ID
- 110003136614
- 10018358332
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- NII書誌ID
- AN00186234
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- ISSN
- 24322040
- 03694232
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- NDL書誌ID
- 6526142
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可