多孔質材料内伝搬音の予測モデル : 繊維不織布の物質密度と繊維径による定量化

DOI Web Site 被引用文献5件 参考文献13件

書誌事項

タイトル別名
  • Predictive model of sound propagation in porous materials : Quantification of fiber nonwoven fabric by material density and fiber diameter
  • タコウシツ ザイリョウナイ デンパンオン ノ ヨソク モデル センイ フショクフ ノ ブッシツ ミツド ト センイケイ ニ ヨル テイリョウカ

この論文をさがす

抄録

多孔質材料内の伝搬音の予測モデルの多くは,流れ抵抗を助変数とする。繊維不織布の場合,流れ抵抗は嵩密度(成型)により変化し,必ずしも効率的な助変数とは言えない。繊維不織布の嵩密度により変化のない物理量は,物質密度と繊維径である。これらを助変数とすれば,嵩密度の変化に影響されないことに加え,助変数を得るための実験を必要としないため,繊維不織布の音響設計(繊維配合の最適化)が可能となる。本論では,繊維不織布の物質密度及び繊維径と,垂直入射吸音率との関係を明らかにし,これらを助変数とする新たな予測モデルを示している。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 63 (11), 635-645, 2007

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (5)*注記

もっと見る

参考文献 (13)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ