中央部に円筒状突起を設けた屈曲B_<11>-B_<11>′モード円板を用いた超音波モータ

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タイトル別名
  • Ultrasonic motor based on B_<11>-B_<11>′ bending modes of a disk with central cylindrical projection
  • 中央部に円筒状突起を設けた屈曲B11-B11'モード円板を用いた超音波モータ
  • チュウオウブ ニ エントウジョウ トッキ オ モウケタ クッキョク B11 B11 モード エンバン オ モチイタ チョウオンパ モータ

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抄録

これまで,様々な超音波モータが考案され,実用化も進展されてきた。カメラなどのレンズ移動用モータとしても実用化されている。近年は,カメラもディジタル化が進み,携帯電話などの小型製品にもディジタルカメラが搭載されるようになっている。すなわち,このような超音波モータとしては,構造が簡単で小形化が期待される構成が望まれている。上記の工学的背景から,構成が容易で小形化に可能性を有する超音波モータを検討した。すなわち,筆者らは中央部に円筒状突起を設けた屈曲B_<11>-B_<11>′モード円板を用いた超音波モータを焦点とし,その基礎的な検討を行った。具体的には(1)有限要素法解析を用いたステータ振動子・形状の決定,(2)それを基にしたモータの試作とその特性の実験的検討,(3)ステータ振動子の支持方法,を検討した。本文はこれらの結果を述べるもので,円板周辺を支持固定する構成でも,比較的大きなトルクの良好な特性を有する超音波モータを実現することができた。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 58 (7), 398-405, 2002

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (10)*注記

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