日本語発話の発音誤り検出における留学生と日本人学生との対比 : 音声セグメント技術による「じ」と「ち」の弁別を中心として

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of non-Japanese and Japanese students in pronunciation error detection of Japanese utterances : Discussion focusing on discrimination of /ji/ and /chi/ using phonetic segment labels
  • ニホンゴ ハツワ ノ ハツオン アヤマリ ケンシュツ ニ オケル リュウガクセイ ト ニホンジン ガクセイ ト ノ タイヒ オンセイ セグメント ギジュツ ニ ヨル ジ ト チ ノ ベンベツ オ チュウシン ト シテ

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抄録

発話音声の時間-周波数パターンから8[ms]のフレームシフトごとにラベル表示する音声セグメント技術を用いて日本語の音素レベルで発音誤り検出する新たな手法を述べる。本手法は言語情報を極力用いずに音響情報のみを評価し,正確に発音の正誤を弁別することを目指している。本手法によって留学生の発音誤りを定性的に説明できることを述べた後,留学生だけでなく日本人でも「ち」と発話することが少なくないと分かった「じ」を取り上げて定量的な発音誤り検出を試みた。その結果,自動抽出した子音領域の音声セグメントラベルの出力に基づいて,「じ」の発音の正誤及びリジェクトを検出するアルゴリズムの有効性を確認した。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 66 (8), 370-380, 2010

    一般社団法人 日本音響学会

参考文献 (23)*注記

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