超高精細(4K/8K)映像の高臨場感視に適した符号化制御

書誌事項

タイトル別名
  • Coding Control for High Reality Viewing of the Super High Definition (4K/8K) Video
  • チョウコウセイサイ(4K/8K)エイゾウ ノ コウリンジョウカンシ ニ テキシタ フゴウカ セイギョ

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抄録

超高精細(4K/8K)映像では画面高の1.5~0.5倍程度の超短距離視が可能になる。この場合、画像の中央と周辺で見え方が大きく異なり、この傾向は視距離が短いほど顕著になる。そのため、画像全体を均一に符号化するのではなく、周辺部の情報量が少なくなる様に符号化するのが合理的である。具体的な手法としては、次の3種類が考えられる。簡単なものとして、符号化プリフィルタにより高い周波数成分を抑圧する手法がある。これは復号化に影響を与えない。本格的な処理としては、可変リサンプリングにより被符号化画像自体を変換するものである。この手法は、被符号化画素数が減少するので、情報量を落としやすいが、処理量も多い。最も合理的と目されるのは、主観画質が表示画面内で一定になる様に量子化の粗さを変えるものである。本報告では、処理量を考慮しながら各処理の全体ビットレートの低減率を比較した。

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