クロスカットを有するAl-5Mg合金溶射と重防食塗装の重ね部の耐食・防食特性に関する基礎的研究

  • 武藤 和好
    株式会社富士技建 研究開発室
  • 貝沼 重信
    九州大学大学院 工学研究院社会基盤部門
  • 杜 錦軒
    陽光城集団 業務部(河南省鄭州市金水区東路 凱琳国際中心7座) (研究当時 九州大学大学院 工学府都市環境システム工学専攻)
  • 劉 少博
    九州大学大学院 工学府都市環境システム工学専攻
  • 楊 沐野
    九州大学大学院 工学研究院社会基盤部門
  • 宮田 弘和
    西日本高速道路株式会社 中国支社建設・改築事業部構造技術課

書誌事項

タイトル別名
  • CORROSION RESISTANCE AND ANTI-CORROSION PERFORMANCE OF OVERLAPPING LAYERS BETWEEN Al-5Mg THERMAL SPRAYED COATING AND HEAVY DUTY PAINT COATING WITH A CROSS-CUT DEFECT

説明

<p> 本研究では NaCl による高腐食性環境におけるAl-5Mg合金溶射と重防食塗装の重ね部における耐食・防食の基本特性を明らかにするために,クロスカットを導入した鋼板試験体の複合サイクル腐食促進試験を行った.また,塗膜の交流インピーダンス測定,光沢度測定およびSEM-EDXによる元素分析なども実施した.これらの結果から,Al-5Mg合金溶射と重防食塗装の重ね部における鋼素地露出部からの溶射皮膜の劣化は,溶射皮膜のみの場合に比べて早期に発生・進行すること,クロスカット部における析出物の生成機構などを明らかにした.また,本複合サイクル腐食促進試験の条件では,溶射皮膜劣化後も,重防食塗装の上塗り塗膜は劣化しないことなどを示した.</p>

収録刊行物

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参考文献 (3)*注記

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