(14)日本のコンピュータ産業の発展過程

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  • ──高度成長期・安定成長期を中心に──

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<p>日本の汎用コンピュータ産業は,米国から10年遅れてスタートしたが,1980年代には,世界第2位の地位を占めた。その理由は,急成長した国内市場を獲得し,早期にユーザー基盤(初期需要)を確保したためであった。IBMとの競争を展開しながら,ユーザーを得るために国産コンピュータメーカーは,(1)IBM と競合しない小型機(廉価機)で初期のユーザーを開拓し,(2)多角化した重電・通信機メーカーである点を生かし(範囲の経済),電力業に制御用コンピュータ,銀行にオンラインコンピュータを納入し,(3)重電・通信機メーカーとして培ったユーザーとの共同開発のノウハウをコンピュータ・システム開発に利用した。</p>

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  • CRID
    1390282752330163840
  • NII Article ID
    130007712551
  • DOI
    10.24472/abjaba.85.0_f14-1
  • ISSN
    24242047
    24322237
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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