有機薄膜導波路からの擬CWレーザー発振

  • 安達 千波矢
    九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)

書誌事項

タイトル別名
  • Quasi-CW lasing from organic thin film waveguide structures
  • ユウキ ハクマク ドウハロ カラ ノ ギCW レーザー ハッシン

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抄録

<p>有機発光ダイオード(OLED)は,室温りん光分子や熱活性化遅延蛍光(TADF)分子を発光材料に用いることで,〜100%の電気→光変換量子効率を実現した.そして,有機分子はストークスシフトにより4準位状態を形成するために,本質的に低閾(しきい)値レーザー材料として優れた発振特性を有していることから,ポストOLEDとして,有機半導体レーザーダイオード(OSLD)への展開が大きく期待されている.本稿では,将来の電流励起レーザーへの布石として,優れたレーザー分子である 4,4’-bis ([N-carbazole] styryl) biphenyl (BSB-Cz) を用いて,光励起下におけるCWレーザー発振現象と将来の電流励起レーザーの可能性について紹介する.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 87 (6), 426-430, 2018-06-10

    公益社団法人 応用物理学会

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