MRI(磁気共鳴イメージング)技術の現状と今後の展望

  • 本間 一弘
    (独)産業技術総合研究所 ヒューマンライフテクノロジー研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • MRI (magnetic resonance imaging) −Multidisciplinary technology for use in physics, engineering and medicine−
  • MRI ジキ キョウメイ イメージング ギジュツ ノ ゲンジョウ ト コンゴ ノ テンボウ

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抄録

<p>磁気共鳴イメージング(MRI)はNMR現象を原理とし,原子番号が奇数もしくは質量数が奇数の元素(水素,炭素,リン,など)が測定可能となる.マグネットで作られる時空間的に一定な磁場の中で,これらの元素に固有な周波数(共鳴周波数)の電波を照射すると共鳴現象を誘発する.</p><p>MRIは共鳴する元素に関する密度や化学的な結合状態などの空間分布,時間的な変化を計測することができ,空間的な分布を画像として提示する.現状では,医学,生化学,農学などへの展開が図られている.本論文では,MRIの原理,研究の最先端,医療において果たす役割を紹介する.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 80 (2), 91-96, 2011-02-10

    公益社団法人 応用物理学会

参考文献 (21)*注記

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