新規<i>N</i>-フェニルインドリン-5-スルホンアミド系MGAT2阻害薬の創出

DOI
  • 佐藤 健二郎
    武田薬品工業株式会社 リサーチ 中枢疾患創薬ユニット ドラッグディスカバリーケミストリー研究所
  • 久保 修
    武田薬品工業株式会社 リサーチ 中枢疾患創薬ユニット ドラッグディスカバリーケミストリー研究所
  • 高萩 洋希
    武田薬品工業株式会社 リサーチ 中枢疾患創薬ユニット ドラッグディスカバリーケミストリー研究所
  • 日髙 功介
    武田薬品工業株式会社 リサーチ 中枢疾患創薬ユニット ドラッグディスカバリーケミストリー研究所
  • 北崎 智幸
    武田薬品工業株式会社 リサーチ パートナーシップリサーチセンター

書誌事項

タイトル別名
  • Discovery of a novel series of <i>N</i>-phenylindoline-5-sulfonamide derivatives as potent, selective, and orally bioavailable acyl CoA:monoacylglycerol acyltransferase-2(MGAT2) inhibitors

抄録

<p> アシル基転移酵素の1つであるモノアシルグリセロールトランスフェラーゼ2(MGAT2)は、小腸におけるトリアシルグリセロール(TG)再合成に関与していることから、肥満症および代謝性疾患治療薬の新たなターゲットとして注目されている。筆者らは、新規低分子MGAT2阻害薬の創出を目指してN-フェニルインドリン-5-スルホンアミド誘導体の最適化研究を行い、強力かつ選択的なMGAT2阻害活性、優れたADME-Toxプロファイルおよび良好な経口吸収性を有する化合物23の創出に成功した。本化合物はマウスを用いた経口脂質負荷試験において、1 mg/kg経口投与下で有意に血中TGの上昇を抑制した。本稿では、リード化合物創出、CYP3A4の時間依存性阻害の改善およびHOMO-LUMOギャップ仮説に基づいた光毒性回避を中心に、MGAT2阻害薬の分子設計、合成、ADME-Toxプロファイルの改善および生物活性について述べる。</p>

収録刊行物

  • MEDCHEM NEWS

    MEDCHEM NEWS 27 (3), 135-143, 2017-08-01

    公益社団法人 日本薬学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282752333799936
  • NII論文ID
    130007716550
  • DOI
    10.14894/medchem.27.3_135
  • ISSN
    24328626
    24328618
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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