Process of Relationship Conflicts between Foster Caregivers and Foster Children and Crisis Prevention - Analysis of Foster Families' Needs and the Role of Medicine -

  • HIKITSUCHI TATSUO
    国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部
  • 柳楽 明子
    国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部
  • 前川 暁子
    学校法人東洋学園大学
  • 辻井 弘美
    国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部
  • 若松 亜希子
    社会福祉法人子どもの虐待防止センター
  • 水木 理恵
    公立大学法人福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター
  • 奥山 眞紀子
    国立研究開発法人国立成育医療研究センターこころの診療部

Bibliographic Information

Other Title
  • 里親養育不調の危機とその回避のプロセス―医療機関における里子・里親支援のあり方の検討の試み―
  • サトオヤ ヨウイク フチョウ ノ キキ ト ソノ カイヒ ノ プロセス : イリョウ キカン ニ オケル サトゴ ・ サトオヤ シエン ノ アリカタ ノ ケントウ ノ ココロミ

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Description

里子や里親への医療的支援のあり方について,ほとんど議論されてこなかった.本研究では里子の心身の問題や里親養育不調,その回避に至る過程を明らかにし,医療機関における里子・里親支援のあり方について検討することを目的とした.10世帯11名の里親に半構造化面接を実施し質的分析を行った.その結果,<里子の問題の常態化>と<日常の里親養育における扱いにくい事柄>の悪循環が認められ,里親養育の危機となっていた.3世帯の里親が里親養育の危機に対し危機打開への循環的対処を行い,<里親養育不調の回避>に至っていた.孤立化した対処をした里親は7世帯に認められ,<里親養育不調の危機>に陥り,3世帯が委託解除に至っていた.4世帯は<里親養育不調の危機>を機にサポートネットワークを広げ危機打開への循環的対処から<里親養育不調の回避>に至っていた.里親養育が危機に至るプロセスから,状況に応 じた医療機関による支援について検討を行った.

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