東日本大震災復興現場の視察報告と考察

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タイトル別名
  • Observation Report and Discussion on the Recovery and Reconstruction following the Great East Japan Earthquake Disaster
  • ヒガシニホン ダイシンサイ フッコウ ゲンバ ノ シサツ ホウコク ト コウサツ

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抄録

2016 年 6 月に,廃棄物資源循環学会東海・北陸支部では,東日本大震災復興現場の視察を実施した。本報では,その内容の報告と,それに基づくいくつかの考察を述べる。この現地視察の主な目的は,① 東日本大震災で大規模な被害を被った岩手県大槌町・山田町・宮古市の復興現場を視察するとともに,現地で復興事業に携わっている行政・企業体の担当者から貴重な体験談と今後の課題について説明を受ける,② 大震災による被害が時間とともに忘れ去られていく中で,現在進行中の復興事業が直面しているインフラ整備 (巨大防波堤建設や高台移転等のハード面) と住民によるコミュニティ形成等 (ソフト面) の,両面からの課題を考える,の 2 点であった。さらに,現地の実情に身をさらし肌で感じることにより,この震災の歴史的意味を考え,今後の環境教育を考えるよすがとすることも目的とした。本報ではさらに,今後の震災対策として重要な,災害廃棄物の処理・処分に関して,現地での見聞を基に考慮すべき諸点について論じた。

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