臨床的背景に基づく喫煙者型

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  • Classification of smokers based on clinical background

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抄録

【目 的】 臨床的背景に基づいて喫煙者を分類し、各集団の特徴を明らかにする。<br>【方 法】 2013年6月から2018年6月までに禁煙支援アプリの起動時に表示されるオンラインアンケートに回答した成人現喫煙者をクラスター分析した。<br>【結 果】 現喫煙者5,114例分の回答を、喫煙状況、呼吸器症状および身体活動性に基づいて低依存型、高活動型、重喫煙型、多症状型、頻禁煙型、乏症状型の6つの喫煙者型に分類した。低依存型はニコチン依存度が低かった。高活動型は年齢が低く、身体活動性が高かった。重喫煙型は年齢が高く、喫煙指数が高く、既往症が多かった。多症状型は気管支喘息の既往が多かった。頻禁煙型は禁煙回数が多く、精神疾患の既往が多かった。乏症状型は専業主婦・主夫が多かった。<br>【結 論】 喫煙状況、呼吸器症状および身体活動性に基づく喫煙者型において、年齢、既往症、職業等の構成が異なることが示唆された。

収録刊行物

  • 日本禁煙学会雑誌

    日本禁煙学会雑誌 14 (2), 35-43, 2019-07-10

    特定非営利活動法人 日本禁煙学会

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