課題内容の親和性が階層構造理解に及ぼす影響:高齢-若年者比較
書誌事項
- タイトル別名
-
- Effects of Contents familiarity on understanding hierarchical menu structure: Comparison between older- and younger- adults
抄録
<p>現在,日常生活の中で用いられる人工物の多くもICT基盤となり,そのインタフェースには階層的メニュー構造が多く用いられている。しかし,その理解や操作は,高齢者を初めとする機器操作を苦手とするユーザにとっては困難であることがしばしば指摘されている。本研究では,階層的メニュー構造を持つ情報機器操作の課題達成に影響を与える要因として,年齢群と課題内容の親和性をとりあげ,実験的に検討を行った.2種の情報機器画面(親和性高/低)を用いて,目的情報を探索する情報探索課題他を2つの年齢群(高齢者/若年者)で実施した結果,両年齢群において親和性低機器のパフォーマンスが低く,また内容親和性の効果は高齢者で顕著であった。すなわち,階層的メニュー構造の利用は,特にユーザにとって課題内容の親和性が低い場合に困難であること,しかし若年成人は親和性が低い場合にも一定程度,円滑な情報探索が可能であることが示された。</p>
収録刊行物
-
- 日本認知心理学会発表論文集
-
日本認知心理学会発表論文集 2019 (0), 74-, 2019
日本認知心理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282752351892480
-
- NII論文ID
- 130007734692
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可