福島第一原子力発電所の廃炉技術に関する研究開発の現状と課題

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タイトル別名
  • The Current Status of and Research and Development Issues in Respect of Preparation to Remove Fuel Debris
  • ネンリョウ デブリ トリダシ ニ カンスル ケンキュウ ノ ゲンジョウ ト カダイ
  • 燃料デブリ取り出しに関する研究の現状と課題

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抄録

<p> 福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールからの燃料取り出しが2013年11月18日から開始されたことで,「東京電力㈱福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」は次なるフェーズ(第2期)に移行した。第2期のゴールは,2020年以降に燃料デブリの取り出しを開始することであり,必要な現場作業や関連研究開発の迅速な遂行が求められている。米スリーマイル島2号機事故(TMI-2)対応での経験に基づき,現在,作業者の被ばくを最小限に抑えるため,原子炉格納容器を冠水状態にして燃料デブリの取り出しを行うことが前提となっている。一方,2013年6月27日の中長期ロードマップ改訂にあたっては,従来の方向性に加え,「冠水方式の検討・実施に伴い発生すると予想される種々の課題を考慮し,代替工法の検討も開始すること」が明記されており,デブリ取り出しのための着実な準備が求められている。</p>

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