ニボルマブ投与により重症肝機能障害を来した悪性黒色腫の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Malignant Melanoma with Severe Liver Dysfunction Induced by Nivolumab
公開日
2019
DOI
  • 10.5227/skincancer.34.192
公開者
日本皮膚悪性腫瘍学会

この論文をさがす

説明

<p>75歳,女性。外尿道口原発の悪性黒色腫(MM)(T4bN0M0 stage IIc)に対し近医で膀胱全摘,回腸導管造設および骨盤内リンパ節廓清術を受けた。2年後,CT上で右肺上葉の小結節が見つかり胸腔鏡下右肺上葉部分切除術を受けた。病理所見からMMの肺転移と診断。術後補助療法としてニボルマブ(NIV)3 mg/kgが投与され翌日より発熱と軽度の肝障害がみられた。11日目には黄疸,Grade 3の高ビリルビン血症,Grade 2の肝逸脱酵素上昇を呈した。NIVによる肝障害としてメチルプレドニゾロン(mPSL)80 mg/日を開始。肝機能は改善したがステロイド減量に伴い肝障害の再燃を繰り返した。103日目よりアザチオプリン(AZP)100 mg/日を追加したところ肝機能は正常化した。9ヵ月経過した現在PSL 25 mg/日とAZPを継続中。MMの再発,転移はない。NIV単回投与により早期に重篤な肝障害を引き起こし再燃を繰り返したが,AZPが有効であった稀な症例であり,文献的考察を加えて報告する。</p>

収録刊行物

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ