書誌事項
- タイトル別名
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- Optimization of Allyl Alcohol Production from Glycerol over Iron Oxide Catalyst
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説明
<p>グリセリンはバイオディーゼル製造の主たる副生物であり,様々な有用化学原料の前駆体として注目を集めている。本研究では,固定床流通反応系においてα-Fe2O3系触媒を用いたグリセリン転換を実施し,アリルアルコール選択合成に対する酸化鉄系触媒の活性を評価した。グリセリンにギ酸を併給することで,グリセリン転換反応中にギ酸分解により生成した水素がα-Fe2O3をFe3O4に還元するとともにグリセリン脱ヒドロキシル化反応の水素源として利用され,高いアリルアルコール収率を実現した。また,α-Fe2O3にカリウムを担持することで,アリルアルコール収率が増加した。これは,α-Fe2O3の持つLewis酸点が担持したカリウムにより抑制され,反応中にFe3O4に還元されることでBrønsted酸点が形成したためであることを見出した。さらなるアリルアルコール収率向上を目指し,カリウム担持量,接触時間(Wcat/Fglycerol),反応温度による重合生成物の抑制を実施した。カリウム担持量1 mol%,接触時間1時間,反応温度623 Kにおいて,最大アリルアルコール収率39.8 C-mol%を達成した。</p>
収録刊行物
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- Journal of the Japan Petroleum Institute
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Journal of the Japan Petroleum Institute 62 (6), 319-328, 2019-11-01
公益社団法人 石油学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282752357476480
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- NII論文ID
- 130007740861
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- NII書誌ID
- AA11590615
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- ISSN
- 1349273X
- 13468804
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- NDL書誌ID
- 030087123
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可