統計解析を用いた視力測定

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  • Use of Statistical Analysis for Visual Acuity Measurement

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説明

<p>目的:心理物理学において,対数視力は正規分布になるといわれている。我々は1個体における視力の変化を評価する統計学的な手法を考案した。</p><p>方法および結果:対数視力と標準偏差はロジスティック回帰分析により計算された。視力の変化はχ2検定で評価した。この評価法を確認するために,対象は正常成人1名とした。完全屈折矯正では対数視力0.368±0.021,+0.5Dを加えた不完全屈折矯正では対数視力0.243±0.016であり,統計学的に視力の低下があると判定した。</p><p>結論:今までは科学的な手法により1個体における視力の変化を評価できなかった。しかしながら,我々はロジスティック回帰分析により,対数視力±標準偏差を求め,永井らが考案した統計学的有意差検定を使用することで評価した。</p>

収録刊行物

  • 視覚の科学

    視覚の科学 31 (1), 19-25, 2010

    日本眼光学学会

参考文献 (20)*注記

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