41年経過した高炉スラグ高含有セメントを用いたコンクリートの長期耐久性に関する研究

  • 橋本 学
    鹿島建設(株)技術研究所 土木材料グループ
  • 倉田 和英
    鹿島建設(株)技術研究所 土木材料グループ
  • 大塚 勇介
    日鉄住金高炉セメント(株) 技術開発センター
  • 檀 康弘
    日鉄住金高炉セメント(株) 技術開発センター

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Long-term Durability of High-Volume Ground Granulate Blast Furnace Slag Cement Concrete for 41years

この論文をさがす

説明

<p>本研究では,高炉スラグ微粉末を70%以上置換した高炉スラグ高含有セメントおよび高硫酸塩スラグセメントを用いたコンクリートの長期暴露試験を実施しており,41年経過した試験体について各種分析を行った。その結果,高炉スラグ微粉末の置換率が70%の場合の中性化深さは7~9mm程度であり,置換率が90%の場合では15mm程度であった。さらに,高炉スラグ微粉末を高含有した場合であっても普通ポルトランドセメントが30%程度含まれる場合には,未中性化部においてCa(OH)2の残存が確認され,鉄筋の防食効果が期待できるものと考えられた。</p>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ