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- 田部 知季
- 早稲田大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- Kenkabō, Hekigotō, and the Russo-Japanese War: Senryū and Haiku in War
- 剣花坊・日露戦争・碧梧桐 : 時局の中の川柳と俳句
- ケン カボウ ・ ニチロ センソウ ・ ヘキアオギリ : ジキョク ノ ナカ ノ センリュウ ト ハイク
- ――時局の中の川柳と俳句――
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説明
<p>本稿では、従来看過されてきた短詩形文学と日露戦争の関わりを、井上剣花坊と河東碧梧桐の動向に即して検証した。剣花坊の川柳革新は『日本』の「新題柳樽」欄を舞台に展開し、戦争の時流に乗って躍進する。その中で彼は既存の「文学」に欠ける「滑稽趣味」を拠り所に、川柳というジャンルを「興国的文学」として価値づけた。一方、戦時下の俳壇では国威発揚を企図した「武装俳句」が試みられるも、実作上の成果を得られずにいた。他方、従軍の計画が頓挫した碧梧桐は、安易に俳句を戦争と結びつけることなく、自立的な「文学」としての俳句像を堅持した。彼はそうした反動の延長線上で全国行脚へ乗り出し、新傾向俳句を鼓吹することとなる。</p>
収録刊行物
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- 日本近代文学
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日本近代文学 99 (0), 33-48, 2018-11-15
日本近代文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282752370274816
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- NII論文ID
- 130007746287
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- NII書誌ID
- AN00353904
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- ISSN
- 24241482
- 05493749
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- NDL書誌ID
- 029347837
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可