3H - 3He 地下水年代測定手法の開発と福島県沿岸部地下水への適用
書誌事項
- タイトル別名
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- Development of 3H-3He groundwater dating method
説明
<p>水資源として貴重な地下水が、どこを水源(涵養値)として、どの程度の時間を掛けて利用地域まで流れてくるか、といった情報を明らかにする上で地下水の滞留年代は重要である。なかでも3H-3He(トリチウム-3ヘリウム)法は、3Hが放射壊変して生じる3He の量から、滞留年代と初期3H濃度を同時に求めるため、水の起源に関する情報も得ることができる。当研究室では、2011年の福島第一原子力発電所の事故で汚染が懸念される、福島県沿岸部の地下水流動系を3H-3He 法を用いて解明し、汚染状況を把握することを試みた。しかし、3H濃度決定の再現性や精度も不十分であったため、実際に算出された値の信頼性は低く、滞留時間を議論することができていない。そこで、IAEAから提供された3H濃度が既知の標準試料水を分析することで精度を検証し、より信頼性の高い3H-3He 法の開発を目指した。</p>
収録刊行物
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- 日本地球化学会年会要旨集
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日本地球化学会年会要旨集 66 (0), 190-, 2019
一般社団法人日本地球化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282752371774976
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- NII論文ID
- 130007749152
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可