書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of a fall intervention program for elderly patients with dementia based on person-centered care on care staff
- パーソン ・ センタード ・ ケア オ キバン ト シタ ニンチショウ コウレイシャ ニ タイスル テントウ ヨボウ プログラム ノ ケアスタッフ ニ タイスル カイニュウ コウカ
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説明
<p>目的:本研究の目的は,パーソン・センタード・ケアを基盤とした視点から認知症高齢者の転倒の特徴を踏まえて開発した転倒予防プログラムの介護老人保健施設のケアスタッフに対する介入効果を明らかにすることである.方法:2016年5月~2017年1月まで介護老人保健施設で介入群・コントロール群を設定し,認知症高齢者に対する転倒予防プログラムを介入群に実施し,ケアスタッフは研修で学んだ知識を活用して転倒予防に取り組んだ.研究期間は,研修,実践,フォローアップの各3カ月間,合計9カ月間である.対象であるケアスタッフにベースライン(研修前),研修後,実践後,フォローアップ後の合計4回(コントロール群には同時期),転倒予防ケア質指標,学際的チームアプローチ実践評価尺度などのアンケートを実施し,割付条件(介入・コントロール)と時期を固定因子,対象者を変量因子,高齢者施設の経験年数,職種を共変量とする一般線形混合モデルを用いた共分散分析を行った.結果:本研究の対象者のケアスタッフは,介入群59名,コントロール群は70名である.転倒予防プログラム介入期間の共分散分析の結果,転倒予防ケア質指標ではベースライン63.82(±11.96)からフォローアップ後70.02(±9.88)と最も増加し,有意な差が認められた.介入効果では,認知症に関する知識尺度の効果量が0.243と有意に高かった(p<0.01).結論:介入群ではケアスタッフに対して転倒予防ケア質指標の有意な改善が得られたことから,転倒予防プログラムのケアスタッフに対する介入効果が得られたと言える.</p>
収録刊行物
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- 日本老年医学会雑誌
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日本老年医学会雑誌 56 (4), 487-497, 2019-10-25
一般社団法人 日本老年医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282752372174976
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- NII論文ID
- 130007749914
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- NII書誌ID
- AN00199010
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- NDL書誌ID
- 030092424
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- ISSN
- 03009173
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- PubMed
- 31761855
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可