自然災害後に牧民が放牧地から離れた要因の分析
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- 中村 洋
- 山陽小野田市立山口東京理科大学 共通教育センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of Factors Causing Herders to Leave Rangeland after Natural Disaster
- Case Study of a?<i>Dzud</i>?in 2010, Dundgobi Pref., Mongolia
- 2010 年にモンゴル国ドンドゴビ県で発生したゾドを事例にして
抄録
<p><tt>モンゴル国の遊牧に最大のショックを与えるのが自然災害“ゾド”である。2010 年に発生したゾドにより,同国内で最も頭数が減少したドンドゴビ県で調査を行った。その結果,牧民138 世帯のうち45 世帯が,ゾド後,放牧地から離れていた。それらの世帯は,自家消費などの定常的な家畜の減少を補うのに必要な頭数のメスを,ゾドにより失っていた。牧民,及び女性の牧民が少なく,共同で牧畜作業を行う牧民のグループがない,都市部との結びつきが強いという傾向も見られた。ゾド後,家畜をほぼ失った世帯に少数の家畜を与える支援が行われたが,回復につながる頭数ではなかった。再生産に必要な頭数と家畜構成にも配慮した回復支援が必要である。</tt> </p>
収録刊行物
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- 環境情報科学論文集
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環境情報科学論文集 ceis33 (0), 157-162, 2019-11-25
一般社団法人 環境情報科学センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282752372299392
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- NII論文ID
- 130007750118
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可