クビアカツヤカミキリの合成フェロモントラップで捕獲された昆虫類の組成

DOI
  • 松本 剛史
    (国研)森林機構 森林総合研究所森林昆虫研究領域
  • 所 雅彦
    (国研)森林機構 森林総合研究所森林昆虫研究領域
  • 加賀谷 悦子
    (国研)森林機構 森林総合研究所森林昆虫研究領域

書誌事項

タイトル別名
  • Variety of insects caught in traps baited with synthetic pheromone of <i>Aromia bungii</i>

抄録

<p> 外来昆虫クビアカツヤカミキリAromia bungii(以下クビアカ)によるバラ科樹木への被害が深刻となっており、早急な防除対策が求められている。防除対策の一環として、クビアカ雄成虫由来の揮発性性フェロモンの構造((E)-2-cis-6,7-epoxynonenal)が決定され、この性フェロモンを用いた誘引試験をあきる野市のソメイヨシノ被害地で実施した。誘引器はサンケイトラップ(黒および透明)を用い、ポリエチレン製ビニル袋に溶媒としてイソプロパノール1mLと性フェロモン(50μLあるいは100μL)を入れたものを誘引剤として用いた。対照区は溶媒のみとした。誘引試験は2017年6月13日から8月30日まで行い、フェロモン区で計21頭、対照区で1頭のクビアカ成虫が捕獲された。同時に、本試験ではクビアカ以外の昆虫(鞘翅目、半翅目、鱗翅目類昆虫)も捕獲された。そこで本試験で捕獲されたクビアカ以外の昆虫類について着目し、誘引トラップで捕獲された昆虫類の組成を調査し、クビアカ性フェロモンの他種昆虫類に与える影響を考察した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763010947968
  • NII論文ID
    130007376322
  • DOI
    10.11519/jfsc.129.0_660
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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