6. 香りと情意との関係 : 行動改善効果の可能性(<総説特集I>味および匂いセンシングの新展開-6)

書誌事項

タイトル別名
  • 6. Relation between smell and affection : possibility of behavior improvement
  • 香りと情意との関係 : 行動改善効果の可能性
  • カオリ ト ジョウイ ト ノ カンケイ : コウドウ カイゼン コウカ ノ カノウセイ

この論文をさがす

説明

香りによって行動が改善される可能性を明らかにするために、情意との関係を考えた3つの研究を紹介する。これらは、認知症の高齢者への音楽療法と徘徊を抑える試み、および言語治療場面の研究である。各々の研究において、香りの強さは、刺激閾から認知閾程度の弱いものを使用したが、弱い香りにおいても行動改善の効果が認められた。このことから、認知症の高齢者や赤ちゃんなどのように、言語によるコミュニケーションが難しい場合に、官能評価以外で香りの効果を評価する方法として、行動変化を利用できる可能性が示唆された。

収録刊行物

参考文献 (6)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ