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- 池田 稔
- 日本大学医学部耳鼻咽喉科
書誌事項
- タイトル別名
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- 味覚障害に対する亜鉛治療とその効果
- ミカク ショウガイ ニ タイスル アエン チリョウ ト ソノ コウカ
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説明
味覚障害の原因は多様である。これまで味覚障害の発症機序に関与する因子として十分な検討がすすめられてきたのは、必須微量元素のひとつである亜鉛との関連性であろう。本稿では様々な味覚障害の病態について、亜鉛との関連性を中心に述べてみた。病態の解明をすすめることは臨床における治療法の確立のためにも重要である。味覚障害に対する現在最も一般的な治療は亜鉛治療であるが、その有効性は味覚障害全般に及ぶものではなく、亜鉛欠乏を背景に持つ限定された味覚障害例に対して有効性が期待できるものである。亜鉛欠乏性味覚障害と特発性味覚障害は、亜鉛治療の良い適応となる。これまでに比較的よく検討が行われてきた唯一の治療法といえる亜鉛治療について、亜鉛剤の種類やその有効性について述べた。
収録刊行物
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- 日本味と匂学会誌
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日本味と匂学会誌 13 (1), 9-16, 2006
日本味と匂学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763013102848
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- NII論文ID
- 110004736959
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- NII書誌ID
- AA11426393
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- ISSN
- 24241326
- 13404806
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- NDL書誌ID
- 7935290
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可