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- 福間 良明
- 立命館大学産業社会学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Reproduction of “memories on war” and The Indifference of History in Postwar Japan’s Popular Culture: The Invention of Tokkō Memorial Sites in Chiran and Its Politics
- ポピュラー・カルチャーにおける「継承」の過剰と脱歴史化 : 知覧に映る記憶のポリティクス
- ポピュラー ・ カルチャー ニ オケル 「 ケイショウ 」 ノ カジョウ ト ダツレキシカ : チラン ニ ウツル キオク ノ ポリティクス
- ―知覧に映る記憶のポリティクス―
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抄録
<p>本稿では、ポピュラー・カルチャーにおける「戦争の記憶」の「継承」と「断絶」のポリティクスを捉え返すべく、「特攻の町・知覧」が戦跡観光地として成立するプロセスについて、検討する。かつて陸軍特攻基地があった知覧は、交通アクセスの悪さにもかかわらず、特攻隊員の「思い」への感情移入を促す場として、近年ますます多くの観光客を集めている。</p><p>だが、知覧は戦後の初期から「特攻の町」であったわけではない。さらに言えば、特攻体験は知覧住民の戦争体験ではない。特攻出撃したのは、全国各地から集められた陸軍パイロットであって、知覧の住民ではない。にもかかわらず、なぜそれが「知覧の記憶」として位置づけられ、多くの来訪者の感涙を誘うに至ったのか。</p><p>こうした事例を考察することは、観光や映画を含む近年のポピュラー文化における「継承」のポリティクスを捉え返すことにもつながるだろう。本稿は「特攻の町・知覧」が創られていくプロセスを概観しながら、「継承」の語りが何を覆い隠してきたのかについて、検討する。そのうえで、これらの力学が戦後ポピュラー・カルチャーのいかなる変容を象徴するものなのかを考察する。</p>
収録刊行物
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- フォーラム現代社会学
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フォーラム現代社会学 16 (0), 104-115, 2017
関西社会学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763014707456
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- NII論文ID
- 130007396662
- 40021221442
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- NII書誌ID
- AA11666921
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- ISSN
- 24239518
- 13474057
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- NDL書誌ID
- 028290996
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可