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- 秋山 弘之
- 兵庫県立人と自然の博物館
書誌事項
- タイトル別名
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- Akame-keikoku ravine (Akame Shijyuhachitaki Waterfalls)(National Bryophyte Heritage Sites in Japan (NBHS))
- 日本の貴重なコケの森「赤目渓谷(赤目四十八滝)」
- ニホン ノ キチョウ ナ コケ ノ モリ アカメ ケイコク アカメ シジュウハチタキ
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説明
赤目渓谷(通称赤目四十八滝)は,宇陀川の支流である滝川の上流部に位置している.核心部は三重県名張市赤目町滝から標高500mまでの間で,大小様々の滝が連続することから,四十八滝と呼び習わされている.下流側の入り口には日本サンショウウオセンターがあって,その建物の中を通り抜けて渓谷沿いに歩く(その際に入山料を支払う).上流部では両岸がやや開けるとともに流れが緩やかになり,低い分水嶺を越えて三重県曽爾村の名勝香落渓(かおちだに)落合にいたる.滝が連続するいわゆる四十八滝の部分は延壽院ほかの所有で,三重県,名張市,NPO法人赤目四十八滝渓谷保勝会が管理を行っている.赤目渓谷には希少種が多数生育するというわけではないが,「日本の滝百選」や「森林浴の森百選」にも選ばれた,日本を代表する風光明媚な渓谷の一つである.低地にもかかわらず深山の雰囲気があり,岩と水,常緑の杉と落葉樹,そして豊富に生育するコケ植物とが相まって,渓谷美を形作っている様子からコケの森として認定された.
収録刊行物
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- 蘚苔類研究
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蘚苔類研究 10 (4), 102-104, 2011
日本蘚苔類学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763018003328
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- NII論文ID
- 110009674142
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- NII書誌ID
- AA12152497
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- ISSN
- 24242624
- 13430254
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- NDL書誌ID
- 11125210
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可