首下がりにより発症し,頚椎症性脊髄症手術後に筋萎縮性側索硬化症が判明した1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of amyotrophic lateral sclerosis with dropped head
  • シュ サガリ ニ ヨリ ハッショウ シ,ケイツイショウセイ セキズイショウ シュジュツゴ ニ キン イシュクセイ ソクサク コウカショウ ガ ハンメイ シタ 1レイ

この論文をさがす

説明

<p>85歳男性,5ヵ月前より頚部痛を伴う首下がり,両上肢の筋力低下,巧緻機能障害,歩行障害が出現した.精査にて首下がりを伴う頚椎症性頚髄症(以下,頚髄症)の診断で手術施行も術後より嚥下障害や構語障害,四肢や舌の繊維束攣縮が見られ,最終的に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断した.頚髄症とALSは初発症状が類似し鑑別が難しいとされるが,首下がりを認める頚髄症患者ではALSも疑い,その手術適応については十分考慮すべきである.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ