書誌事項
- タイトル別名
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- Material Design of Denture Base Resin Reinforced by Shape Memory Alloy Fiber
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説明
形状記憶合金繊維で強化した床用レジンの引張強さについて検討した. 繊維表面のプライマー処理により形状記憶合金繊維強化レジン基複合材料の繊維のプルアウトが減少し, 引張強さが増加した. この引張強さの増加は繊維-マトリックス界面強度の増加によると考えられた. 60℃以上での熱処理によって複合材料の引張強さは若干増加したため, この試料がスマート複合材料として機能していることがわかった. 熱処理温度による引張強さの差は認められなかったが, 高温で熱処理した場合, 複合材料の屈曲が認められたため, 熱処理温度は低くすべきだとわかった. 熱処理後の引張強さがあまり増加しなかった理由は, 繊維マルテンサイト変態開始温度が高いためと考えられた.
収録刊行物
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- 歯科材料・器械
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歯科材料・器械 20 (2), 131-135, 2001-03-25
一般社団法人 日本歯科理工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763026533888
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- NII論文ID
- 110002990638
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- NII書誌ID
- AN00127279
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- ISSN
- 21884188
- 02865858
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可