RIPK1がアポトーシスとネクロトーシスを制御する

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ネクロトーシスは,近年明らかとなったプログラム細胞死の1つで,偶発的に起こるネクローシスとは異なり,シグナル伝達を介して引き起こされるネクローシスと位置付けられている.この機構は腫瘍壊死因子受容体1(TNFR1)が活性化した際に惹起される細胞死がアポトーシス経路を阻害した場合でも進行することから発見された.形態的な特徴として,ネクロトーシスを起こした細胞はネクローシスで認められる細胞の膨潤化を生じるが,アポトーシスの際に認められる核の凝集などは起こらない.生体において,このネクロトーシスは,免疫や炎症,組織の恒常性の維持,胎生期の発達における細胞死経路に必須であることが明らかとなっている.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) Christopher P. D. et al., Cell, 157, 1189-1202 (2014).<br>2) James A. R. et al., Cell, 157, 1175-1188 (2014).

Journal

  • Farumashia

    Farumashia 51 (4), 360-360, 2015

    The Pharmaceutical Society of Japan

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