局所的なネクローシス細胞が引き起こす全身性炎症と代謝異常
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- OBATA Fumiaki
- 東京大学大学院薬学系研究科遺伝学教室
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- MIURA Masayuki
- 東京大学大学院薬学系研究科遺伝学教室
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Description
細胞死は生体を健全な状態に保つために不可欠な生命現象である.ヒトの赤芽球は毎日2×1011個作られては失われ,その量はDNAにして1gにも相当する.新陳代謝の早い上皮系,特にヒト小腸上皮は3日でおきかわると言われている.ヒトの体は37兆(3.7×1013)個の細胞から成るので,毎日0.5%以上の細胞が入れ替わっていることになる.したがって我々の組織恒常性は,細胞死と細胞増殖のバランスの上に成り立っていると考えられる.<br>本稿では,生体内において細胞死が個体に与える影響について,モデル生物を用いた遺伝学的な解析を中心に議論したい.
Journal
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- Farumashia
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Farumashia 51 (6), 556-560, 2015
The Pharmaceutical Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763035397632
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- NII Article ID
- 130007448203
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed