診断に至らず救命できなかった上腸間膜静脈血栓症の1例

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タイトル別名
  • A Case of Superior Mesenteric Vein Thrombosis That Was Difficult to Diagnose and Caused Acute Deterioration
  • 症例報告 診断に至らず救命できなかった上腸間膜静脈血栓症の1例
  • ショウレイ ホウコク シンダン ニ イタラズ キュウメイ デキナカッタ ジョウ チョウ カンマク ジョウミャク ケッセンショウ ノ 1レイ

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抄録

症例は68歳,男性。腹痛・嘔吐・下痢で受診し身体所見・血液検査・エコー・単純CTより急性胃腸炎が疑われ入院した。絶食・補液で加療したが翌朝に心肺停止となり蘇生できず死亡した。病理解剖で上腸間膜静脈に充満した血栓を認め上腸間膜静脈血栓症と診断した。本症はまれな疾患で非特異的な症状のみを呈することが多く,診断に苦慮することがあるが,診断の遅れにより予後が不良となることがあり,本症を鑑別に挙げることが重要である。

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参考文献 (4)*注記

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